ボールを持ってアプローチに立って、皆さんはどっちの足から出ますか?
大概、助走の基本は4歩と言われていますが、実際には5歩を採用している方が多いかも知れません。
4歩の場合は、最初の1歩目がボールを前に押し出すプッシュアウェイと重なります。
プッシュアウェイは、ボールの方向性や角度、タイミングなどに関わるとても重要な動作で、失敗するとフォーム全体に影響して全てが狂ってしまうことになり、4歩助走の場合は修正が難しいのです。
その点、1歩多い5歩助走の場合は、1歩小さく出した次の2歩目がプッシュアウェイになるので、少々ならズレとタイミングを修正できるゆとりがあります。
助走はボールにスピードを与えるひとつの要素であり、また、理に適ったフォームを作る大事なモーションであり、そのためにアプローチがあるのです。
アプローチとレーンとの境目にあるファウルラインを越えないように、どっちの足から出るか、何歩で歩くか…
いずれにしてもやってみて自分が投げやすいほうで良いのですが、まずどちらかに決めないと立つ位置が決まりませんね。
ボウリングを始めたばかりの方はまず意識してみる、長くやっている方は腕の動きと足の運びがスムーズか、ここで改めて見直してみてはいかがですか?